海外の企業で働くべき理由

日本の典型的な日系企業、日本の外資系広告代理店、アメリカの日系企業などで働いてきて、今スペインのスタートアップで社内唯一のアジア人として働いています。

日本にある日本企業で言われたことをベースに働いていたら経験できない、身につかないスキルを考えてみました。

文化適応能力

日本企業と比べて、会社の雰囲気、働くときのスタンス、上司や社長との関係性が大きく異なります。

日本と比べるとおおざっぱに見える部分は物事をグイグイ動かしていくパワー。

決定権があって、自由度が高く見える部分は、成果主義と直結していて、会社に利益をもたらさない人は無情にクビにされていきます。

新人でもミーティングには意見をバンバン言うし、わからないことがわからなくても、質問をすることが「義務」。フラットな上下関係で意見も言えるが、ポジションによっては意見を出すべきだし自分の価値をどんどんアピールしていくべき。

私が気をつけていることは、日本人に取っては全然足りない情報、お客に大して完璧じゃない回答しか得られない時は、一旦自分で止めてしつこくならないように再度聞いたり、他の人に聞くなど正面からガツガツいきすぎないようしていること。自分と新人のドイツ人だけ「え、全然情報足りないんだけど」ってなっていることが多かった・・。

仕事のやり方・業務への意識の違い

意思決定の方法やスピード感が大きく違う。

自分のことはあなたのやり方で好きにやってというスタンスが大きく違う。自分の仕事と相手の仕事の境界線が日本より強い。手取り足取り手伝ってくれるような先輩や同期はいない。

もちろん助けを求めれば手伝ってくれたり「私だったらこうする」といった意見もくれるけど、やはり日本ほどの助けは期待できないし、最終的に決めるのは「自分」。

追い詰められる環境

自分がやるしかない、責任を持たされる。という状況が多くて新しいチャレンジばかり。気付いたら色々なことを経験して身に付けていました。

社員が誰も知らないこと。に向き合う

スタートアップあるあるかもしれませんが、「誰も知らないこと」が多い。

初めての試みが多いのももちろん、前任から丁寧に引き継ぐ文化はないので、それが理由でわからなくなっていることも多い。辞めていった社員に聞くことも稀にあるけど、基本は新しい担当が自分で自分のやり方で進めていったり情報を探すスタンス。

強制的に自分で調べたり、どんな機関や部署に問い合わせる必要があるのかを知れる。自分のやり方やフレームを考えて作り出す力が身につく。

自分で契約書を読むようになる

日本のイギリス系外資に転職したときに、競合禁止(同業界への転職で罰金)のことを知り、初めて自分で契約書を全て読みました。その会社にいたときの他の同僚も退職時に揉めたりして、全ての語句を読み込んでました。

自分のことは自分で守る、契約をきちんと理解するようになります。

ビジネスで実践できる英語力

英語ネイティブや、ネイティブじゃなくても上級の同僚がいたりプロジェクトに入れば、英語の例文オンパレード。Evernoteにたくさんメモして、真似して使っていろんなフレーズを覚えました。

スピード感に慣れる

ミーティングは基本10分ほど。そのミーティングの中で次のアクションを決めきる。決定権が一般社員にもあるので全てのプロジェクトがスピーディ。

Eコマース業界のなので、オファーや新商品、コラボレーションなど次から次へと施策を回していく。フィードバックや分析もある程度の数値をみてすぐにオプティマイズ。基本はこのスタンスで、区切りの時に長いフィードバックミーティングや次年度のプロダクトミーティングを数時間かけて行ったりしている。

翻訳やコピーライティングは基本、業務の合間にその日のうちに終わらせる。翌日配信するメルマガの翻訳が2日前とか前日にきたりするのと放置したら忘れかねないので、基本その日に送られてきたメルマガ用と広告用はその日のうちにやっちゃいます。

日本の外資にいたときとは比べ物にならないスピード感で全てが進んでいきます。基本的にメールやツール上での社員間コミュニケーションも早くて、お客さんからの質問やリクエストへの返事も基本速攻、遅くともその日中か次の日には返事がきます。

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