荷物の整理が簡単にできる、スーツケースのように180度開くバックパック。パソコンを持ち歩きながらのノマド旅行やワーケーション、ビジネス出張などにも重宝します。
トラベルリュック・ビジネスリュックなどとも言われていますが、180度に開いて、その他の希望条件を満たすバックを探すのは大変でした。
私がノマド旅を快適に、ミニマルにするためにネットや店頭でリサーチし尽くしたバックをご紹介します。
デジタルノマドにおすすめのバックパック容量は?
30L〜45Lがおすすめです。
機内持ち込みの制限の3辺の和が115cm(小型機だと105cm)を超えず、重さ7kgに抑えるためです。女性の場合は、45Lでも重くなり運ぶのが大変かもしれません。
最初は、30Lでは荷物を詰めきれる自信がなかったので35L〜40Lを目安に探していました。
が、メーカーによってリットル数と実際の容量の基準(測り方)が異なるようだということを聞き、可能な限り店頭に足を運んでサイズ感をチェックしました。
•パタゴニアのリュック30L
•カリマーのバックパック30Lこの2つがどう見ても容量違うように見えるので荷物詰め替えてみたところ、カリマーの方がかなり余裕でした。
ついでに35Lのスーツケースも比較したところ、カリマーと大体同じか少ない程度
このリュックの容量の仕組み…詳しい方教えて🙏 pic.twitter.com/AIgFRoH2m8
— Megumi@デジタルノマド (@megpon33) January 10, 2023
デジタルノマドに必要なトラベルリュックの条件はこれだ!
実際に探した時の条件です。
- ポケット・収納が多い
- スーツケースのように180度開閉できる
- ペットボトル用のサイドポケットがついている
- 軽い(1kg〜2kg以内、できれば1.5kg以内)
- 生地が丈夫、できたら防水
- パソコン収納がメイン収納と別(空港の荷物チェックの時に楽)
- 腰ベルトがついている(重いバックを運ぶのに自信がある人はなくてもいいかと)
リュック一つで旅するミニマルノマドにおすすめのリュック
【BURTON】Multipath 27L トラベルパック
私が最終的に選んだバックです。最初は、27Lと記載されていたので候補から外していたのですが、実際に店頭でサイズを見たら30Lかそれ以上入りそうな容量でした。
実際に詰めてみたところ、30Lと言われているパタゴニアのリュックと同じ量の荷物が入りました。
・サイズ:52cm x 33cm x 18cm
・重さ:1kg
・価格:税込 ¥ 18,700(私はブルーを30%オフセールで11,800円で購入。黒は値下がりすることがないそうです)
・背負いやすい
・高品質、高性能ながら他ブランドよりも価格が低い
【Patagonia】ブラックホールミニ インプレッション
最後までBurtonのバッグと悩みましたが、サイドポケットがついていないことと、このテカテカの素材は月日が立つとポロポロと剥がれそうだという懸念点がある中での2万円越えだったことから選びませんでした。
また1年前のモデルらしく、店頭になく実際の容量感をチェックできないことも懸念点でした。
こちらは、サイドポケット以外、収納がほぼ理想的です。また男性や身長の高い女性であれば斜めがけバックとしても使える点が重宝しそうです。私は身長が低すぎるのでこの3WAYはあまり利点になりませんでした。
また、今店頭にある最新版のブラックホールミニは、サイドにボトルホルダーもついて、素材も良かったのですが、致命的な点がありました。

それは「収納が多いポケットが、背中側にあること」です。
移動が多い旅の中、滞在先では荷物バックに入れたまま開けたままの状態で使います。メインのコンパートメントを開けた状態だと、その収納エリアは床側になるので、中に入っているものを出したい場合、一度メインのコンパートメントを閉めて、バックをひっくり返さなくてはいけません。
前回の旅の前に買った機内持ち込みスーツケースがそれで、毎回いちいち締めるのが面倒でした。

なのでひとつ前のブラックホールミニ・インプレッションと、2022-23モデルの良いところが統合されたモデルが出たら、この価格帯でも買いたいと思えます。
【MYSTERY RANCH】MISSION ROVER 30
こちらも店頭で見て、ポケットが多い収納力の高さ、安定した四角い形、靴や汚れた服を別で入れられる(使わない時はメインコンパートメントに使えるのでデットスペースにならない)点がよく、とても魅力的でした。
選ばなかった理由は、軍で使用しているざらっとした質感が個人的にデザインがワイルドすぎたことです笑。あとは値段がお高めで、若干チャックが他と比べると動かしずらかったです。
サイズ展開は30L、45L、60Lです。
なぜ、35Lや40Lがないんだろうか。
【Mont-bell】トライバック30
店頭で実際に背負って、容量や軽さが気に入りました。
・50×33×20cm / 55×36×24cm
・907g / 1,010g
・価格:14,850円 / 15,840円(税込)
・軽くて背負い心地よし
・キャンプブランドの安心感がありながらお手頃
・前面の下部に傘用のポケットがある
・使わないときはコンパクトに折りたためる
・メインコンパートメントを開けた時の蓋の部分にポケットがないなど、細かい収納は少ない
【Karrimor】Tribute 40
こちらも店頭で見てすごくサイズ感、素材のしっかりさが気に入りました。デザインもとってもスマートで、街中でも普段使いしている人を見かけます。私もガチのバックパックはカリマーを愛用しています。
・H55×W32×D26cm
・1,230g
・価格:
・サイドポケットあり
・クッション性の高いショルダーベルト
・チェストベルト、腰ベルトあり
・デザイン性が高くかっこいい
・ポケット収納がそこまで多くない点
・メインコンパートメントを開けた時の蓋がわにポケットがない
・上に向かってメインコンパートメントの奥行きが狭くなり、そこが前面上部のポケットにあたることで、少し開けて荷物を出したい時に入り口が狭くなること
・中の緑は汚れが目立ちやすいという口コミもあり
【以下は、自分では実物を確認できなかったけど、気になったバックたちです】
【Avan Harris】Urban Peak
クラウドファンドで生まれたバックで日本のブランドだそうです。ネット販売のみなので実物を触って確認することができませんでした。
・サイズ:55cm x 40cm x 20cm
・重さ:2,080g
・価格:24,800円(この記事執筆時にはAmazonで税込19,800円)
・ポケット多数
・前面のポケット&カバーは取り外し可能
【Cabin Zero】
軽量で機内持ち込みできるバック、で最初に見つけたイギリスのブランドのバックです。
44Lと36Lのサイズがあり、36Lは45x 29x 19 cmで700gという軽さ!色展開も豊富です。
こちらの36Lは本当に小ぶりに見えるので、44Lでも良さそうです。
気に入ったバックパックが見つからない時はネットでお手頃なビジネスリュックにするのもおすすめ
ブランドのリュックはどうしても1,2万はするもの。年々バックパックは進化しているので、気に入ったリュックが見つからない場合は、ひとまずネットで見つけられる、比較的安くて評価の良いバックにするのも手だと思います。
私が候補としてチェックしていたバックをご紹介します。
こちらで世界を旅していた女性の日本人ノマドの方がいます。
・拡張して、22L〜37Lと量が調整できる。小さければ普段使いにも◯
・48 x 32 x 17cm/48 x 32 x 29cm(拡張時)
・レビュー数もかなり多いので、写真と口コミが確認しやすい
・ビジネスリュックランキング1位
・価格:6,999円(税込)
・フロント(サブポケット)にマチがあることで、メインコンパートメントのマチが少なめなんじゃないかという懸念
・約0.9kg
・価格:5,299円(税込)
・ビジネスリュックランキング30位
・ビジネスリュックには珍しいサイドのボトルポケット付き
・ 55 x 34 x 20 cm
・1.1kg
・40L (サイズが大きい、というコメントが目立つが40L欲しい人には◯)
・価格:5,980円(税込)
・背面にパスポートを入れられる隠しポケットあり(スリ対策には良さそう)
都内で180度開くトラベルリュックを探すのにおすすめのエリア
こちらの記事でおすすめしたバックをネットで買うのも良いですが、実際に背負った時のクッション性やご自身の身長での様子は気になりますよね。私は身長が150cmもないことと、体力に自信がなかったことから実際に背負って確認したかったので、できる限り店頭で背負って、高さとベルトのクッション性を確認しました。
関東にお住まいの方の場合は、原宿〜渋谷付近がおすすめです。ノースフェイス、コロンビア、バートン、パタゴニア、カリマー、ミステリーロンチ、グレゴリーなどが集まっていて歩いて簡単にチェックすることができます。
ちなみに渋谷のロフトに真っ先に行きましたが、今回のようなバックパックの需要が少ないからか、条件に該当するリュックは皆無でした。
いかがだったでしょうか?
トラベルリュックを探している方のヒントになれば幸いです!
【参考にしたサイト】
バックパックレビューを細かくしてくれているサイトを何度も何度も見ました。
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