東京の外資の広告代理店、スペインのスタートアップ、オーストラリアのSaaSで働いた私がどこでも共通して経験したこと。
あるあるです。
10質問して3つくらい返ってきたら良い方でしょうか。
昨日1件、本日2件もそれが続いてどうしてもモヤモヤしたので事例として書いておきます!笑
ケース1: 一つしか答えてくれない
商品共同製作者への成果報酬を計算する方法の指示があまりにもふわっとしていたので(それでも他のスペイン人たちはOK!と言ってて、全然OKじゃない!と心の中でツッコミ入れまくりでした)下記のように質問をしました。
2. Aの項目からの売り上げはカウントしないんですか?
3. TAX有無はどちらから計算しますか
4. …
5. …
など、5つに数字を振って答えやすくしました。
最初に答えてくれたメキシコ人のエリカは「あなたの質問に答えます」と言って、私のメールにインラインで一応全部にコメントくれるも、そのうちの4つはアナに聞いてと他人に投げてて、投げることは別に良いんだけど全然「答え」てないよ!!スペイン語の表現的に他に言い方ないのかもしれないけどさ。
そしてAnnaに一日ほっとかれたので再度メールをしたら、大事そうなTAXに関する質問一つに対する返事だけ来ました^^
ケース2: 全然違う返答がくる
またフランス人上司のアナ。
日本の代理店さんとAの商品かBの商品どちらをプロモーションするか決めたいので判断材料として下記の点を教えてください。
・Aのデザイン案はどこにありますか
・Aの商品にXXは含まれていますか
・Bにした場合、一手間かけて郵送したいので若干の予算は出ますか?
と3つ質問したんですよ、箇条書きにして。
その答えが、
「Bにして良いと思うわ。Qué te parece? (どう?)」
あまりにも質問に答えてなさすぎて、久々にびっっくりしました!!!笑
後から考えると、1つ目と2つ目は本人が知らなかったのかもしれない。
ケース1で出てきたメキシコ人のエリカだったら多分もう少し答えてくれた。「まだないよ」とか笑
その後の朝礼で、アナがエリカに写真の有無を聞いていたので私に質問されて気づいたんだろうな。
でもその返事は投げやりすぎでしょ。
ケース3 質問スルー。そもそも・・
倉庫担当のラウラから
「このお客さんの名前が文字化けしてるからアルファベットにして新しく注文作り直して!」
というメールが来ました。(私の会社はスペインのECショップです)
いつもだったら住所とかに問題があるときはその注文内の表記を直接直すだけ & カスタマーサポートのルーシーから連絡くるので変だなと思いつつ、まずは直して、
「直したけど、作り直す必要があるの?でもウェブ上で品切れだからシステム上で注文作れないと思うよ」
と返事をしました。
ラウラが外部のフィリップという人に「作り直す必要があるの?」と聞く。
(こういうcc文化 & 自分で確認せず、他人にそのまま回すのもあるある。だからたらい回しとか起こるんだろうね)
フィリップが、
「作り直す必要がある!」
と言うので、仕方がないので注文作成の操作をしてみると、やっぱり品切れなのでエラーが出てできない。スクショを撮ってメールに貼って、
「注文できないよ。商品はキープしてるの?仮で他の色で作れば良い?」
と聞くと
「商品はキャンセルしたからキープしてない。その商品はない」
え!私に連絡してきた意味!!!
カスタマーサポートのルーシーをccに入れて、こういう場合はどう対応するのか?を聞いたら、フィリップに対して「こういう時は勝手にキャンセルしないで」という説明までしてくれてて、できる人はできるんだなぁと感心。
ルーシー「めぐみ、どう進めたい?色を変えてもらう?キャンセル・返金する?」と。
いや私が決めることじゃないし、日本語の客といえど本来ならカスタマーサポートに対応任せちゃいたいところだけど、会社に自分しか日本人いない & ルーシーには色々恩があるので、個別にチャットで話して、私から連絡した方が簡単?と確認し、私からお客さんに連絡することに。
2人で決めた後に、ラウラやフィリップのいるメールに、
「お客さんに聞いて、返事がきたら伝えます!」
と連絡。
そんなちょっとした根回しをしつつ、日々乗り越えてます。
フィリップが抜けすぎててびっくり。初めましての人だったので新人なのか、適当な人なのか。。商品ないんだから注文作れるわけがないんだけど、在庫の確認するとか把握するという考えがないんだろうなぁ。
ラウラは社内の人間で在庫管理する立場にあるんだから、私に回す前に注文がそもそも作れないっていう点を抑えてくれてればな・・時差もあるのでこの無駄なやりとりで2日くらいかかったよ。
番外編: 助けると言って全然助けにならない
書いてたらアナのもう一つ驚き発言を思い出したので。
朝礼で、「マドリードやフランスでやったプレスイベントの写真が見たいんだけど、どこにある?」と聞いたところ「ドライブにあるよ」と言われたので、「じゃあ探してみるわ・・(整理されてないから大変だなぁ)」。
アナが「私に聞いてよ!^^」と言ってたのでミーティング後に個別チャットで「さっきの写真、どのフォルダにある?」と聞いて、URLが送られてくることを期待してたんですが、「”France XXX” とかで探せるよ」・・・まじで意味なくて笑えた。
結局自分の記憶を辿り、ドイツの子が整理してくれてたイベントフォルダを見つけ、そこから紐づる式でフランスのイベントの写真も見つけたけど、言ってた名前違ったし。
Google検索みたいに、ひょっとしてこちらをお探しですか?みたいな機能ないから名前違ったら見つからないよ?
呆れるけど、深い入りしても時間の無駄なので自力でどうにかするか、諦めてあるものでなんとかします。
これが入社一年目じゃなくてよかったー。
最後に・・つぶやき
日本だったら「言ってくれなかったらわからなかったよ」のレベルが、
外国人相手だと「フォローアップして再度聞いてくれなかったら抜けちゃったよ」という感覚です。
→大事なことは何度でも聞くのがあなたの仕事です。特にスペイン企業は!
また、日本でたまにある「この日のこのメールで言ったよ!」など過去の自分の非がない言動を掘り返して相手を責めることは基本的に時間の無駄なのでやめましょう。それで相手が反省して「今度からは気をつけるね」とかないので。
※事前に「こういうことがあったら私に伝えてね」とかはありです。相手によってはちゃんとやってくれます。でもその見極めは自分で掴んでください。
もしそれが会社間などであれば、それを「契約書」という形で残しておくべきです。
口約束にルーズだから契約書文化が強いのか、契約書に準じる社会だからその他の約束の効力が薄いのか・・謎です。ぜひご意見お聞かせください笑
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